ある日の夜、私は2時に目が覚めました・・・。
その後、寝つけなかったのでスマートフォンをいじくっていたら、
なんとタイミング良く大潮の干潮の時間帯でした。
奥田海岸は冬場、水温10℃前後。
夜になると更に冷えるので生きものがほとんど見られないイメージがあり、
実際どうなっているんだろうと前々から思っていました。
「よし、奥田海岸に行こう!」と思い立ち、私は寒空の下に飛び出しました。
しばらく歩いていると・・・
デロ〜ン!!

“ツメタガイ”発見!
アサリを食べてしまう巻貝として有名ですが、
潮干狩りシーズンじゃなくてもいるんですねぇ。
モゾモゾ〜ン!!
今度は“スナヒトデ”!!
その名の通り砂に潜って暮らしているヒトデで、
5本の腕がとても長いです。
そして極めつけは・・・・・・・・・
ドッギャ〜ン!!

“ウミサボテン”!!!
伊勢湾でも見られるサンゴの仲間で、ポリプ(触手)を
開いた姿はまさにサボテンです。
昼間はなかなか見つけることができない夜行性の生きものが、
身近なところにもたくさんいることが分かりました。
寒くて冷たくて暗くて泣きそうでしたが、
夜ならではの出逢いがたくさんありました。
なお、今回紹介したスナヒトデは当園の“タッチング水槽”にて、
ツメタガイとウミサボテンは“知多の海から”にて
展示を行っておりますので、観察してみてくださいね!
(K.I.)